○議長(
遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議事の都合により、議案第50号、議案第51号及び議案第54号については、後ほど取り扱いいたします。 議案第48号、議案第49号、議案第52号、議案第53号及び議案第55号から議案第61号までの11議案について一括採決いたします。 ただいまの各
委員長報告は、いずれも原案を可とするものであります。 議案第48号
大和郡山市の一般職の職員の給与に関する
条例等の一部改正について、議案第49号
消費税及び
地方消費税の税率の
引き上げに伴う
関係条例の整理に関する条例の一部改正について、議案第52号 職員の
退職手当に関する条例及び
大和郡山市
企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について、議案第53号
大和郡山市
税条例等の一部改正について、議案第55号
奈良広域水質検査センター組合を組織する
市町村数の増加及び規約の変更について、議案第56号 奈良県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び奈良県
市町村総合事務組合規約の変更について、議案第57号 奈良市
公共下水道施設を
本市住民の使用に供することについて、議案第58号 平成28年度
大和郡山市
一般会計補正予算(第4号)について、議案第59号 平成28年度
大和郡山市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第60号 平成28年度
大和郡山市
下水道事業会計補正予算(第1号)について、議案第61号
大和郡山市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び
大和郡山市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について、以上11議案を
委員長報告どおりに決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よって議案第48号、議案第49号、議案第52号、議案第53号及び議案第55号から議案第61号までの11議案は原案どおり可決されました。 次に、議案第50号
大和郡山市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の制定についてを挙手により採決いたします。
委員長報告は原案を可とするものであります。
委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって議案第50号は原案どおり可決されました。 続いて、議案第51号
大和郡山市
農業委員会の
委員候補者選考委員会条例の制定についてを挙手により採決いたします。
委員長報告は原案を可とするものであります。
委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって議案第51号は原案どおり可決されました。 次に、議案第54号
大和郡山市
国民健康保険税条例の一部改正についてを挙手により採決いたします。
委員長報告は原案を可とするものであります。
委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって議案第54号は原案どおり可決されました。 ───────────────────────────────────
○議長(
遊田直秋君) 日程第2
意見書案第8号
地方議会議員の
厚生年金への加入を求める
意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 22番 大垣良夫君。 (大垣良夫君登壇)
◆22番(大垣良夫君)
地方議会議員の
厚生年金への加入を求める
意見書(案)の提出について、このことにつきまして、会議規則第14条の規定により提出いたします。
地方議会議員の
厚生年金への加入を求める
意見書(案) 地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっております。 このような状況の中、
地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみとり、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められております。 また、
地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等様々な議員活動を行っており、近年においては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にあります。 一方で、統一地方選挙の結果をみると、投票率が低下傾向にあるとともに無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや
地方議会議員のなり手不足が深刻な問題となっております。 よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、
地方議会議員の
厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望するものであります。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出します。 平成28年12月16日
大和郡山市議会 提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣であります。 以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長(
遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。 12番 徳野 衆君。 (徳野 衆君登壇)
◆12番(徳野衆君)
地方議会議員の
厚生年金への加入を求める
意見書(案)に反対の立場で討論をいたします。
地方議会議員の
厚生年金加入について、市が保険料の半額を拠出することになります。つまり、税金を投入することになり、広範な市民への周知と同意を前提としなければならない課題であります。また、年金については、国民の全員が加入することになっており、
厚生年金、共済年金に加入していなければ国民年金に加入しなければなりません。
地方議会議員といえども制度的に無年金者はいません。しかし、実際に国民年金のみで生活していくことが困難な状況も存在します。それならば、給付が低く抑えられている国民年金の改善を求めることこそが
地方議会議員として最優先の課題であり、国民の政治参加や
地方議会議員のなり手不足の解消にもつながるのではないでしょうか。国民年金の劣悪な状況を置き去りにして、
地方議会議員のみが税金を担保に優遇を受けることに、多くの市民から理解が得られるとは思えません。 以上のことから
意見書案に反対といたします。
○議長(
遊田直秋君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。
意見書案第8号
地方議会議員の
厚生年金への加入を求める
意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって
意見書案第8号は原案どおり可決されました。 本
意見書を直ちに国会及び関係行政庁へ送付いたします。 ───────────────────────────────────
○議長(
遊田直秋君) 日程第3
意見書案第9号
地域防災力の向上と災害に強い
防災拠点の整備を求める
意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 6番 村田俊太郎君。 (村田俊太郎君登壇)
◆6番(村田俊太郎君) 早速、
意見書を取り上げていただきありがとうございます。朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
地域防災力の向上と災害に強い
防災拠点の整備を求める
意見書(案) 東日本大震災、熊本地震をはじめ、土砂災害、大水害等各地で想定を超える大規模な自然災害が発生し、甚大な被害が相次いでいる。本年においても、4月の熊本地震のみならず、8月以降の複数の台風により、特に北海道や東北地方を中心に、多くの人命が失われ、甚大な被害に見舞われました。また10月には鳥取でも震度6弱の地震が発生しています。 迅速な復旧・復興とともに、安全・安心な国づくりに資する防災・減災対策は喫緊の課題であります。 よって政府においては、
地域防災力の向上と災害に強い
防災拠点の整備を図るため、下記の事項について取り組むことを強く求めます。 記 1.被災者支援システムの全自治体への完備・普及、学校区単位での自主防災コミュニティの組織化や訓練の実施等、
地域防災力の向上を図ること。 2.大規模水害から住民の命と暮らしを守るための自治体の枠を超えた流域ごとのタイムラインの作成や避難行動に直結するハザードマップの作成、適切な避難勧告・指示発令のための体制構築を図ること。 3.災害に強い
防災拠点の整備として、スマートフォン等で家族の安否や緊急連絡を得られるようにするための公衆無線LANの設置、災害時におけるトイレ機能確保のためのマンホールトイレの整備を促進すること。 4.子どもや女性、
高齢者や障がい者が、避難所生活でつらい思いをすることがないよう避難所の環境整備や防犯体制を強化すること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出します。 提出先は、内閣総理大臣、防災担当大臣、総務大臣、国土交通大臣とします。
議員各位の御賛同をお願いしまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。
意見書案第9号
地域防災力の向上と災害に強い
防災拠点の整備を求める
意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって
意見書案第9号は原案どおり可決されました。 本
意見書を直ちに関係行政庁へ送付いたします。 ───────────────────────────────────
○議長(
遊田直秋君) 日程第4
意見書案第10号 「
高校無償化」への
所得制限を撤廃し、「
給付制奨学金」の創設を求める
意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 4番 尾口五三君。 (尾口五三君登壇)
◆4番(尾口五三君) 提案理由を説明させていただきます。 「
高校無償化」への
所得制限を撤廃し、「
給付制奨学金」の創設を求める
意見書(案) 2010年度から「公立高校授業料不徴収及び高等学校等就学支援金制度(以下「
高校無償化」といいます。)が始まりました。この施策は、高校教育を「受益者負担主義」や「自己責任論」から、教育の機会均等を保証するものへ転換するもので、父母・国民に歓迎されました。この措置を受けて、政府は、2012年9月の国際人権規約留保撤回の趣旨に沿って、「
高校無償化」維持・拡充をはじめ「
給付制奨学金」の創設などで、誰もがお金の心配なく大学まで学べるよう、社会全体で子どもたちの学びを支えることが求められています。 一方、学校教育費の父母負担は、依然として家計の中で大きなものとなっています。教育を受ける権利が自治体の財政力に左右されることなく、国は責任をもって教育費の父母負担軽減をすすめることが必要で、そのためにも「
高校無償化」の維持・拡充が求められています。 また、子どもの貧困率が過去最高となるなか、経済的理由により高校・大学への進学を断念することのないように、欧米諸国では、標準となっている「
給付制奨学金」の創設は急務であります。 よって、国・政府に対して、下記の事項を強く要望いたします。 記 1.「
高校無償化」の
所得制限を撤廃すること。 2.高校生・大学生にたいする「
給付制奨学金」制度をつくること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出します。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣であります。 以上、
議員各位の御賛同をお願いして、説明とさせていただきます。
○議長(
遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 11番 堀川 力君。 (堀川 力君登壇)
◆11番(堀川力君) 「
高校無償化」への
所得制限を撤廃し、「
給付制奨学金」の創設を求める
意見書(案)について、提出者、4番尾口議員のほうに御質疑をさせていただきます。御答弁よろしくお願いを申し上げます。 私がお伺いしたいのは、2番の高校生・大学生に対する「
給付制奨学金」制度をつくることという要望、
意見書についてでありますが、この件に関しては、文科省も
給付制奨学金の検討チームが設置され、今、国での議論も進んでいる最中であるというふうに認識をしております。また、2018年度であったと記憶をしておりますが、それをめどに、
給付制奨学金の創設の実施に向けて今進んでいっておるとも、安倍政権下のもとで認識をしておるところでございます。 先般、概算要求も通過をいたしました。今、
議員各位、皆様も御存じのように奨学金は返納義務がございます。当然なかなか
給付制奨学金の創設を求めていっても、全てが全ての高校生、大学生にというような第一歩としてはなかなか難しいということも考えられるわけでございますが、今、国のほうで議論をされておる
給付制奨学金の創設に向けての条件等々が、尾口議員のほうでわかればお伺いをいたします。 以上、1回目の質問でございます。
○議長(
遊田直秋君) 4番 尾口五三君。
◆4番(尾口五三君) 11番堀川議員の質疑に答弁をさせていただきます。 今回の予算で、概算要求に盛り込まれましたこの
給付制奨学金ですけれども、あと本予算で通ればいよいよ実施という運びになるというふうに聞いております。当然、
所得制限と個人の成績が判定材料になるというふうに、制限が設けられるというふうに聞いておりますので、広く多くの皆さんに使っていただくようになるにはまだ先かなと思いますけれども、とりあえず第一歩として、そういう制限を設けるというふうに聞き及んでおります。 以上です。
○議長(
遊田直秋君) ほかに御質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。 6番 村田俊太郎君。
◆6番(村田俊太郎君) 「
高校無償化」への
所得制限を撤廃し、「
給付制奨学金」の創設を求める
意見書(案)について、反対の立場で討論いたします。
高校無償化は、公立高校の授業料を無償化し、私立高校などの生徒には就学支援金として一定額を支給する制度で、民主党政権下の2010年に始まりました。このときには
所得制限がありませんでしたが、年収 250万円未満の低所得者世帯では、無償化以前から授業料が全額免除されていましたので恩恵が及ばなかった上、現行の就学支援金では依然として私立高校生への経済的負担が重いままでした。そんな中、政権が交代し、自民、公明の与党両党で見直しを進め、2014年度より
所得制限を導入しての改正
高校無償化法がスタートされました。
所得制限で生み出された財源により、年収 250万円未満の低所得者世帯を対象とした給付型奨学金が創設され、授業料以外の教科書代や教材費などの負担をも軽減したり、私立高への就学支援金の加算を拡充し、公立校との教育費負担の格差是正に努めたりしています。 つまり、家庭の経済状況が原因で進学を断念するようなことがあってはならないとの思いで改正が行われてきましたし、さらに、この思いで政府は大学生等にも給付型奨学金の創設を8月に閣議決定された経済対策にも盛り込まれている状況です。財源についても、教育職などに適用されていた奨学金の返還、免除枠の減少分約 160億円を活用するとのことです。
高校無償化への
所得制限を撤廃するというのは、非常に耳ざわりがよく賛成したくなる題目ですが、
所得制限を撤廃してしまうと低所得者世帯を守ることができなくなります。税の考え方としての富の再分配からすると、
所得制限があるのは当然と考えます。また、低所得世帯の大学生を支援する返済不要の給付型奨学金については、特に経済状況が厳しい学生を対象に、来年度から一部先行して実施することになっています。このことから、記2に、高校生・大学生に対する「
給付制奨学金」制度をつくると記されていますが、既にできています。 さらに、「子どもの貧困率が過去最高となる」との文言がありますが、18歳未満の子供の相対的貧困率は、1999年の調査から初めて前回調査より2ポイント減の 7.9%に改善されたと総務省の2014年全国消費実態調査でも示されています。 以上の点から、この
意見書の提案には賛成しかねますので、反対とさせていただきます。
議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
遊田直秋君) ほかに討論ありませんか。 13番
上田健二君。 (
上田健二君登壇)
◆13番(
上田健二君) この
意見書案の中にも書かれているように、学校の教育費の父母負担は依然として家計の中で大きいものとなっております。また、親の経済的な理由により、子供の教育の機会を失う、そういったものにもつながるというふうに考えております。よって親のそういった経済的な理由、そういったことも関係なく子供が自由に教育の機会を受けられるものとして、
高校無償化の
所得制限を撤廃するものと考えて賛成討論とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(
遊田直秋君) ほかに討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。
意見書案第10号 「
高校無償化」への
所得制限を撤廃し、「
給付制奨学金」の創設を求める
意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって
意見書案第10号は原案どおり可決されました。 本
意見書を直ちに国会及び関係行政庁へ送付いたします。 ───────────────────────────────────
○議長(
遊田直秋君) 日程第5
決議案第2号
医療費助成制度拡充に関する決議(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 5番 北野伊津子君。 (北野伊津子君登壇)
◆5番(北野伊津子君)
医療費助成制度拡充に関する決議(案)について、提案理由を述べさせていただきます。 全国的に「少子化」がすすむなか、
大和郡山市でも年々出生数が減少している現状があります。若い世代が、安心して結婚し子育てができる環境づくりを進めることは、
大和郡山市民の願いでもあり、市としての課題でもあります。子育て負担の思い切った軽減など、少子化対策を強化していくことが求められています。 また、全国的に「子どもの貧困」が問題になっているが、
大和郡山市でも小・中学校で準要保護家庭が増えてきている現状があります。保護者の経済状況にかかわらず、すべての子どもが、疾病を早期発見し治療をうけることができる条件をつくることは、
大和郡山市の子どもの健康・保健の向上につながってまいります。 若い世代の子育てにかかる経済的負担は大きく、とりわけ医療費は重い負担になっています。子どもの健康と命に直結する医療費助成制度の充実は、重要な少子化対策であり、
大和郡山市に住む子ども達が健康に過ごすことができる条件にもなってきます。 また、障がい者・障がい児の医療費負担はおおきく、
大和郡山市民の福祉を増進させるためにも、医療費助成制度を充実させていくことが求められています。 このような状況下、今まで就学前までだった医療費助成の対象が、中学卒業まで
引き上げられたことは、大きな前進といえます。しかし、2015年まで無料だった「就学前の子ども」「ひとり親家庭」「心身障がい者」の医療費に、2016年から一部負担が導入されたことは、今まで優れた医療費助成制度を進めてきた
大和郡山市の制度の後退と言わざるを得ません。 さらに、受診時の窓口一旦払いも市民にとって大きい負担となっており、支払いを考えると受診を躊躇するという声もあります。全国的にも窓口負担を廃止し現物支給とする市町村も増えてきており、県下でも窓口負担をなくして欲しいという要望も強くなってきています。 思い切った少子化対策の必要性、親の経済状況にかかわらずすべてのこどもが医療を受け健康に過ごせる制度の重要性などを鑑み、下記事項を強く求めます。 記 1.「就学前の子ども」「ひとり親家庭」「心身障がい者」の医療費を無料にすること。 2.中学生までの医療費一部負担を軽減すること。 3.窓口一旦払いを廃止し現物支給とすること。 以上、決議する。
議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ありませんか。 (「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 御異議がありますので、これより討論に入ります。 討論ありませんか。 16番
丸谷利一君。 (
丸谷利一君登壇)
◆16番(
丸谷利一君) 私は、
医療費助成制度拡充に関する決議、賛成する立場から討論をさせていただきたいと思います。 2015年まで就学前まで医療費助成として無料という制度が確立されておったわけでございますが、昨年から一部負担 500円が導入されたわけであります。私はそのとき
理事者側から、これは県の医療費制度の要綱との整合性及び財政負担、この2つの理由から一部負担を導入するという説明を受けておったわけでございます。そのとき
補正予算の条例の改正のときに、共産党の議員さんもそうでございますが、私も北野議員も反対したという経過がありまして、私はそのときも言いましたけれども、財政負担を理由とするならば、もっと
理事者側も身を切る改革、これもやっていかなければならないし、また、2日前の一般質問の中で、市長はそういう社会的弱者に光を当てるというようなことを何回も、東川議員の質問とか大垣議員の質問の中での答弁で言われておったわけでございます。この就学前の子供、ひとり親家庭とか、さらに心身障害者というのは、まさに社会的弱者なんです。そういう方に対しての無償の制度を一部 500円とはいえ負担させていくということは後退であり、社会的弱者に対して光を当てる、こういうことから考えると、私は大きく後退しているというふうに思います。 財政的な理由もおっしゃっておりますけれども、例えば2日前の一般質問の中で申し上げましたけれども、転入・定住・家族の絆応援助成金制度でも 3,000万円前後の税金のばらまきが行われている。また、イベント事業でも数々のイベント事業で 1,000万円、 1,200万円とどんどん支出されている。そういうことをちょっとでも節約すれば、このような一部負担を無料化にするという財源は十分あると思うんです。そういう理由から、私はこの決議(案)に対して賛成をしたいと思います。 以上で討論を終了します。
○議長(
遊田直秋君) 7番 福田浩実君。 (福田浩実君登壇)
◆7番(福田浩実君)
医療費助成制度拡充に関する決議(案)に対し、現段階では反対の立場から討論させていただきます。 初めに、決議内容の3点目の窓口一旦払いを廃止し現物支給とすることについては、我々公明党会派としても、これまで何度も
委員会や一般質問で要望してきましたし、昨年7月には公明党奈良県本部として、荒井知事に対し、子ども医療費助成制度の対象者を通院も中学卒業までに拡充するとともに、医療機関における窓口負担のない制度とすることを求める要望書を提出してきた経緯があり、早期実現を目指しています。 よって決議文の1番と2番に対し、3点、指摘したいと思います。 1点目として、就学前の子供、ひとり親家庭、心身障害者の医療費負担及び中学生までの医療費一部負担については、昨年の6月議会とことしの3月議会にて、
大和郡山市小児医療費の助成に関する
条例等の一部改正の議案として上程され、いずれも将来にわたり継続的に安定した事業とするため、奈良県の補助金交付要綱に準じて所要の改正を行うとして賛成多数で議決されています。そして、それぞれ本年1月1日、8月1日から施行されていますが、今週、担当課に対しこの法改正により受診の抑制が起こっているのか、お聞きしましたが、施行日からまだ間もないことから現時点では精査できていないということでした。 2点目として、限りある予算の中で、この2年間で新たな子育て支援として中
学校給食の実施、矢田認定こども園建設事業、公立幼稚園8園の耐震化、郡山東保育園、ふたば保育園、それぞれ50人定員増のための園舎増改築とともに、一時預かり、病後児保育の実施、小・中学生通院医療費助成制度の拡充、さらには精神障害者1級の方への医療費助成事業-また29年度からは対象を2級の方にも拡大と聞いておりますけれども-など、子育て支援、また福祉事業が前進しています。 3点目として、今るる申し上げ実現されている子育て支援のみならず、近隣他市町村が行っていながら本市で未実施となっている病児保育や子供を産みたくても産むことができずに悩んでいる方の不妊・不育治療の公費助成、幼稚園・保育園出入り口の防犯カメラの設置事業、学校の劣悪トイレ改修や冷暖房設備の拡充、学校施設の非構造部材の耐震化や災害備蓄品の拡充、日本版ネウボラ事業である子育て世代包括支援センターの開設などがあり、喫緊の課題であります。 以上、申し上げました3点から、限りある財源の中でバランスよく総合的に判断した上で、今後も子育て支援を行う必要があります。したがって、決議文の内容を全面的に否定するものではありませんが、冒頭申し上げましたように、現時点では時期尚早として反対とさせていただきます。
議員各位の御賛同をお願いいたしまして、討論を終わります。
○議長(
遊田直秋君) ほかに討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。
決議案第2号
医療費助成制度拡充に関する決議(案)について、原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手少数であります。 よって
決議案第2号は否決されました。 ───────────────────────────────────
○議長(
遊田直秋君) 日程第6
決議案第3号 中学校全教室への
エアコン設置を求める決議(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 1番 東川勇夫君。 (東川勇夫君登壇)
◆1番(東川勇夫君) 中学校全教室への
エアコン設置を求める決議(案)を提出いたしましたところ、日程に取り上げていただきましたので、提案理由の説明をさせていただきます。 近年、地球温暖化の影響や都市化の進行によって、夏季の暑さが非常に厳しくなってきております。暑さ厳しい中での学習は、子供たちにとって決してよい環境とはいえず、学習にも集中できないのは当然であります。議員定数2名削減した分の予算は、教育環境の充実のために運用することを求めた
附帯決議を
議員各位の御賛同を得て行いました。 そこで子供たちの教育向上にもなる中学校の全教室への
エアコン設置に使っていただきたいと考え、この
決議案を提出いたしました。案につきましては、お手元に配布されておるとおりでございます。
議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(
遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。 3番 林 浩史君。 (林 浩史君登壇)
◆3番(林浩史君) おはようございます。中学校全教室への
エアコン設置を求める決議(案)について、賛成の立場で討論させていただきます。 今ほど来、東川議員より提出理由の説明がございました。まさにこの文章を拝見しても、そのとおりであります。本年の夏は記録的な猛暑でありました。このことは世界的な温暖化あるいはエルニーニョ現象等で年々地球の温度が上昇しております。そんな中、日本でも、今年は全国各地で最高気温の記録更新、また猛暑日の記録も各地で更新されています。奈良県におきましても、8月の猛暑日、35度以上の日が1カ月中に23日と記録的な猛暑でありました。9月に入り、学校が始まってからもこの暑さは衰えることなく猛暑日、夏日が続きました。10年前ごろには30度を超える夏日と呼ばれる日はありましたが、35度を超える猛暑日はほんの数日でありました。近年は、35度を超えるこの猛暑日が桁違いにふえている現状であります。これまで、当市におきましても安心・安全に教育が受けられる環境づくり、避難所でもある小・中学校においては、いち早く耐震補強工事の実施をしていただきました。次には、子供たちの学習効果が高められるように
エアコン設置を願うところであります。 現在、学校、普通教室では余りの暑さに持っている下敷き等であおぐこともあるようです。これでは授業に集中することができません。エアコンとは、現在決してぜいたく品ではなく必需品であると考えます。各家庭においてもエアコンは必需品になっています。全国の中学校の
エアコン設置率は約30%であります。一方、奈良県では7%弱で、その設置率は全国40位であります。ここ数年、しかしながら急激に各地におきまして、各県におかれまして急激にこの設置率は上がっております。議員
定数削減の財源効果を教育現場の環境を充実、つまり
エアコン設置に使われるべきと強く思うところであります。 今回の決議が可決された後に、中学校の普通教育への
エアコン設置を早急に進めていただき、生徒たちが健康に、そして授業に集中できる学習環境をつくり上げていただくことを強く要望いたします。 以上申し上げまして、賛成討論とさせていただきます。
議員各位の賛同をお願い申し上げまして、私の討論を終わります。ありがとうございました。
○議長(
遊田直秋君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。
決議案第3号 中学校全教室への
エアコン設置を求める決議(案)について、原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって
決議案第3号は原案どおり可決されました。 ───────────────────────────────────
○議長(
遊田直秋君) 以上で、今期
定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
議員各位には12月5日以来、連日にわたり慎重に御審議願い、御苦労さまでした。 本年も残りわずかに押し迫り、何かと御多忙とは存じますが、
議員各位、
理事者の皆様方におかれましては、健康に留意の上、よき新年を迎えられんことを祈念いたしまして、閉会の言葉といたします。 市長より閉会の挨拶がございます。 上田市長。 (上田 清君登壇)
◎市長(上田清君) 平成28年第4回
大和郡山市議会
定例会の閉会に当たりまして、一言御礼と御挨拶を申し上げます。 本日をもちまして、12日間にわたる定例市議会が終了をいたしましたが、議員の皆様方には各議案等について慎重に御審議をいただき、全ての案件につきましてそれぞれ御同意、御議決を賜りましたことに関して厚く御礼を申し上げます。御審議の過程でいただきましたさまざまな意見等につきましては十分配慮をし、今後の市政運営に努めてまいりたいと存じます。 議員の皆様方におかれましても、なお一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、健康に十分留意をいただきまして、輝かしい新年を市民の皆様ともども迎えることができますよう祈念申し上げまして、平成28年第4回市議会
定例会の閉会の挨拶とさせていただきます。どうぞよい年をお迎えください。ありがとうございました。
○議長(
遊田直秋君) これをもって平成28年第4回
大和郡山市議会
定例会を閉会いたします。 午前11時17分 閉会地方自治法第 123条第2項及び会議規則第81条の規定により署名する。
大和郡山市議会 議 長 遊 田 直 秋(印) 副 議 長 北 門 勇 気(印) 署名議員 徳 野 衆(印) 署名議員 大 垣 良 夫(印)...